ロルフィングの第一セッションのテーマは呼吸ですが、
第二セッションからの変化にからだが適応できる
ように準備もしていきます。
からだの広範囲に働きかけるので、結構大仕事。
そう感じるのは、私だけでしょうか(笑
創始者のアイダ・ロルフがロルフィングの10セッション
を形にするのに、1セッション目と2セッション目を
入れ替えたり、順序をいろいろ試行錯誤したという
ことを聞きました。
そうして、今の第一セッションに定着しました。
今回、その理由が自分の中でスッと入ってきました。
レシピを見れば、適応性を高めるとう原則が、当てはまり
ますが、それを
「スペース(空間)」
というキーワードを踏まえて考える事により、より深く
理解できました。
第二セッションは、「足」がテーマになりますが、
足の機能を回復したとします。
本来の足の機能を「歩く」という基本動作に移したときに、
本来の機能が活かせるためには、股関節の可動域が必要です。
また、股関節に動作が伝わったら、その動作が次に伝わる
場所は骨盤です。今度は骨盤の可動域が必要になります。
骨盤が動いたら、今度は大きく見ると、上半身
の可動域が必要になります。
これらを解放することで、一連の動作が伝わるおおまかな
素地ができることになります。
ですから、ロルフィング第一セッションのレシピには、
肩周り、肋骨周り、股関節周り、ハムストリングス、
骨盤(後部)周りが入ってきます。
第二セッションの前にどうしても第一セッションが
必要になってきた訳です。
すべて機能が回復したときに、それが動作に反映
するようにと考えられています。
そうして、可動域を作るために必要なものが、
「スペース(空間)」
なのです。構造の機能が、動作の機能につながるときには、
部分の機能を回復させるだけでは十分ではありません。
部分が機能するための、全体的な空間が必要なのです。
全体的な空間を考えるときに、大切なのが
関節周りや、内臓などの空間です。
部分が全体につながるからこそ、効果がでてくるのです。
こうしてロルフィングの第一セッションはすでに、
動きの機能回復を視野にいれています。
身体の空間(スペース)が何によって保たれるのか。
それが、「筋膜」なのです。私たちのからだを
形作る大きなひとつの袋です。
最近、私は、どうしてアイダは筋膜にこだわったのだろう、
と疑問に思っていました。
アイダはオステオパシー(整骨)にも、フェルデンクライス
もヨガも心理学も精通していたはずだからです。
また最近ではクレニオセイクラルバイオダイナミクスなどの
間接的なタッチを使うロルフィングも出てきています。
その中で、「筋膜」をどう位置づけていくといいのか。
キーワードは、「空間」でした。
からだの機能を最大限に発揮させる、その空間を作るものが
人体の中では「筋膜」だった、そうアイダはいきついたの
かなあと思いました。
個々の構造的機能だけを回復させても、効果は一時的。
それを生かすことのできる、空間が足りていない場合は。
空間が足りないと、また元のパターンに戻っていきます。
空間のつながりからレシピやロルフィングの原則を見直すと、
つながりがはっきりと見えてきました。レシピがどうして
10回なのかも自分なりにわかってきました。
また、インストラクター達が見ているものが、自分にも
これから徐々にはっきりとしてくる予感があります。
RayやPedro、Paulaがじーっと見て感じていたものです。
今までになく、自分にフィットする理解の仕方で
何かがつながった気がしています。
ここにきて、すばらしい気づきをいただきました。
すばらしいものを後世に残してくれたと、
創始者のアイダ・ロルフ博士に感謝です。
これからも、より一層理解を深めて行きたいと
思うのでした。