ボルダーでロルフィングの創始者の、DR.アイダ・ロルフのビデオを見ていたときのこと。
彼女はこう言いました。
「ロルフィングは、気づきを肉体感覚のレベルに持って行ける。
これはエネルギーワークにはできないこと。」
またこうも言っていました。
「体の中のどこにエネルギーが位置しているのかを見なさい。」
「私の中で一番大切なことは、彼(モデル)がより少ないエネルギーで歩くことができるかです。」
これを見返すと、ちょっとロルフィングのタッチについて、考えることがあります。
みなさま、現在ロルフィングのタッチって2種類あるのをご存じですか?直接的なタッチと、間接的なタッチと呼ばれています。
直接的なタッチとは、受け手の皮膚から筋膜にガッツリと体重を乗せて働きかけていきます。Dr.アイダ・ロルフがやっていたワークです。
もう一つの間接的なタッチは、アイダが亡くなってから生まれました。クレニオセイクラルで使うような、優しくそっと触れるタッチです。そっとタッチして筋膜や骨が動くのを待ちます。
ロルフィングを受けました!という方には、ガッツリ系のワークを受けた方もいますし、そっと触れるようなワークを受けた方もいらっしゃいます。
何をロルフィングとするのかは、受けたワークによって
変わってきます。
日本国内でトレーニングを受けた方には、
間接的なタッチが広まってきているように感じます。
ここで少しアイダによる、この言葉が引っかかるのです。
「ロルフィングは、気づきを肉体感覚のレベルに持って行ける。
これはエネルギーワークにはできないこと。」
これは、皮膚にしっかりとタッチすることで、脳のボディーイメージが変えられる、ということも含んでいるのではないか、と最近考えます。それが体の再教育の、とても重要な部分を担っているのではないかと。
胎生学的には、外胚葉は脳・神経系・感覚器官・皮膚の表皮などになっていきます。
この皮膚からの刺激が実は、ものすごく重要な役割を果たしているように思えてなりません。刺激は、神経を通じて脳に信号として行き、ボディ・マップを書き換える働き、そして力があるのではないかと思うからです。
アイダが言っていた、「気づき」とは、ムーブメントからの立ち方、座り方、動き方もあるけれど、この、無意識的に働きかける脳への教育というものがあったのではないだろうか。
私は、なぜアイダ・ロルフがオステオパシーにも精通していながら、筋膜にたどり着いたのか、それを頻繁に考えます。
どうして、触れるようなタッチよりも、しっかりしたタッチを選んだのか。
アイダは、体の中のエネルギーの流れを見ながら、ロルフィングは、エネルギーワークにはできない、
「気づきを肉体感覚のレベルに持って行ける」
とおっしゃっています。この意味をよく考えないと、ロルフィングはエネルギーワークになってしまう危険性もあるのではないかと思うのです。
ロルフィングは、気づきをもたらすものです。
私は、直接的なタッチも、間接的なタッチも使えます。
しかし、アイダが直接的なタッチにこだわった意図が明確にわからない間は、ロルフィングのエッセンスを逃さないためにも、直接的なタッチをベースにやっていきたいと思っています。
これからロルフィングを受ける方がいらっしゃいましたら、ロルフィングには2種類のタッチがあるのだよ、ということを知っていていただきたいと思います。その上で、自分に合ったロルフィングのタッチを選んでほしいと思います。
受けるロルファーさんに是非、問い合わせていただけたらと思います。



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