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ロルフィング&ボディーワークス [BLOG]

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背骨の弾力が健康の証

頸椎-胸椎-腰椎-仙骨から尾骨までを背骨とする。


この脊柱が、柔軟であればあるほど、健康な状態だと言える。


よく背骨が歪んでいるというけれど、左右に歪んでいるのと
は少し意味合いが違ってくる。


簡単な方法は、胸を張ったり、へこましたりしたときに、
どれだけ弓のようにしなりが良いか、ということだ。


首、背中、腰、そして、尾骨までが連動して動いてくる。


しなればしなるほど、身体全体の状態は良い。


しなるということは、背骨同士の間に空間があるということ。
圧縮された背骨にはこれが見られない。


背骨が圧縮された度合いを見ると、疲れ具合が分かる。
健康の度合いや、年齢に対する若さも分かる。


一つ、猫背の人はご注意願いたい。


猫背になるということは、胸椎のカーブが必要以上
に丸くなる。後ろにぐーっと弓なりになる。


また、首の骨が今度はぐーっと前に突き出てくる。


この状態では、背骨がずっと圧縮された状態で固まって
しまう。


それが、何十年と続くと、本来その人が使えるはずの
エネルギーが半減してしまうのです。


背骨は、エネルギーの発電所です。
元気の源です。


そこから全身に、エネルギーが行き渡るように
背骨をしなやかに保ちましょう。


背骨を反らしてストレッチしたときに、
詰まるような痛みを感じたら、注意です。


一度、私生活や姿勢を見直してみるとよいでしょう。

不快なときには

自分が不快なときも、その感覚と共にいましょう。


不快感は、カラダのサインです。


不快ならではの気づきが、たくさんあります。


不快なときは、その不快感が永遠に続くと感じます。


時には、不快感が当たり前になってしまうかも。


でも、慣れるものではないですよねえ。


僕は不快感が長引くのは嫌いです。大嫌いです。


だからもがきます。何とかしてやろうと、解決策をアレコレ
試みます。


でも、物事にはやっぱりタイミングがあるのでしょう。


うまくいかないときには、うまくいかない。


だから、今度はあきらめて、とりあえず現状に感謝しときます。


ま、今は仕方ないけど、ここにこうして居られるだけでも
良しとしよう。カンシャカンシャ。


不快感はあっても仕方ないけれど、溜めないように、
自分なりに工夫を凝らします。


あとは、心をプラスの可能性にオープンにして、待つ。


これが短気な自分には、結構チャレンジなのですよね。


鳴かぬなら、鳴かせてみよう、ホトトギス。


いてもたってもいられない、ふぅ~。


自分という身体。自分の心。自分のエゴ。


いつかはなくなるので、それまでは一生懸命、お友達でいます。


良すぎることも、悪すぎることもなく、バランスで生きます。


皆さま、お体をご自愛下さいませ。

ロルフィングで進化し続ける

ロルフィングのポストシリーズを受け始めて7回目が過ぎた。


この間、とても大きな変化が体にやってきている。


7回を過ぎて、いままでに感覚で覚えがないほど、
背骨の可動範囲が広まってきたのだ。


これは、身体を意識し始めた、少なくとも
高校生以降は、経験したことのないことだ。


高校生の頃、部活動の体操で、宙返りで落下して肋骨を強打して
からというもの、背骨の制限には常に悩まされてきた。


それからというもの、そのときの傷の回復とともに、
身体の気づきを共にしていきた。かれこれ15年にもなる。


ここにきて、その傷が根本から回復しようとしている。


思い切り走ってみたら、短距離選手みたいに体のバネが
使えた。足が体より前に、勝手にでる。


着いた足が地面をなでるように捉え、そして軽やかに蹴る。


感動した。今まで33年生きてきて、一番速く、
しなやかに走ることができた。なぜ今なのだ?


黒人のランナーの選手が、短距離走をしているのを
テレビで見たときの姿を思い出し、自分の走りが
同じ感覚になっているのが想像できた。


陸上の選手はこんなにもバネが効く体をしているのか!
しかも、疲れにくい!なんだ、これは!?


自分の身体とは思えなかった。走るのが喜びとなった。
夜のみなとみらいを、走り回った。


身体は進化する。時間はかかるけれど、自然体に戻る
準備ができたら、そのときに戻れるのだ。


いや、実際には戻るのではなく、その頃よりも、
進化しながら自然体にかえる。


自分が、身体と感覚を意識しながら使えるように
成長している分、身体感覚はそれまでにないほど
高まっているのだ。


そして、背骨が本来の柔軟さを取り戻すと、体力も
戻る。そして、年齢が若返る。


実際に、今の自分の身体にみなぎるエネルギーは、
10年前にも劣らないものだ。こんな自分を体験
できるとは正直思っていなかった。


顔もツヤツヤになってきた。元気で、
やる気も湧き出てくる。そして疲れにくい。


年齢と共に、身体は衰える?
いや、ここに待ったをかけようと思う。


自分の可能性を引き出せば、自らの年齢のイメージで
制限しているよりも、実は、そこにはずっと若い自分が
存在する。


だから、自分が考えているように、身体は
年齢と共には衰える必要はない、ということ。


制限しているのは、誰か。それは、何よりもまず
自分の持つ、自分へのイメージなのだろう。
人は誰しも、自分に制限をかけたくなるものだ。


そのイメージを解いてくれるロルフィングに出会った
自分はラッキーだと思う。


クライアントさんの制限を取るのは大好きだし、
自分がそれを経験するのも大好きだ。


私が、こんなもんだろうと考えていた私が、
今回うれしくもはずれた。


身体が変われば、見ている世界が変わる。


過言ではないと思う。


それをロルフィングを受けながら、体感している。
自分の可能性と出会えるのってすごい。


あらゆる変化に対し、どこまでもオープンでいよう。


このロルフィングのポストシリーズが、自分をどこまで
連れて行ってくれるのか、もう少し先を見てみたいと思う。

ボディイメージ と ボディスキーマ

私たちは、皆、ボディイメージを持っています。ボディイメージは、自分の経験から持つ、自分に対するイメージ。自分の身体を意識的に知覚したものです。


それに対し、ボディスキーマという言葉があります。ボディスキーマとは、体の感覚器が自然に知っている純粋な感覚です。


脳の中の身体地図(サンドラ・ブレイクスリーp49)「ボディスキーマは皮膚・関節・筋肉・及び内臓からの感覚の流れによって、絶えず最新情報を入手しています。」と説明しています。


「すっぽり包まれた身体に住み着いている自分という感覚」は、簡単にいうと、ボディスキーマの働きによるものです。


要するに、あまり意識しない、自分の身体感覚です。


ここで、ボディイメージを女性のダイエットを例に説明してみます。

自分のことを太っていると考えて、痩せなきゃと思う。モデルさんのいつかのニュースでやっていたけれど、体が痩せていても、まだ自分は太っていると思う。痩せ続けて、死に至ることもある。

これは、自分の体重に関わらず、自分は太っている、という自分のボディイメージが自分の行動を定義している例えです。

人生をやっていますと、ボディスキーマ(等身大の感覚)が、ボディイメージによって上書きされていきます。

他人から見た自分が、自分と思ってしまったり、傷つけられて、自分はみにくいとか、キレイじゃない、と思ってしまったりと。ボディイメージでグルグル巻きになっていきます。

では、ボディイメージを持った人が変わるにはどうしたらいいのでしょうか。その鍵が、ボディスキーマなのです。

それは、自分がもともと持っている純粋な感覚を感じてもらうことです。

その強力なツールの一つがタッチです。受け手に、純粋に持っている感覚を感じるようにしてあげると、相手は自分の感覚、ボディスキーマを思い出します。

人の持つ、最大の感覚器官は皮膚です。

手、足、首、お腹、胸部、背中など各体の箇所を通じて、受け手の体の純粋な感覚が、タッチによる知覚を通して蘇らされていく。このタッチは、ボディイメージのないタッチであればあるほど良いです。

手を置く者は、ボディスキーマが前面に出ている状態で在るべきです。ボディイメージで自分の殻を持っていては、触れられる側にそれが伝わります。それは無意識のうちに伝わります。ボディイメージのタッチは、ボディスキーマを呼び起こすことはできません。

人を治そうと思うのではないタッチ。自分がどうしてあげるという自我がないタッチ。セクシャルではないタッチ。悩みではないタッチ。そうした自分のイメージの入らないタッチであるべきだと思います。


なぜなら、生命とはそれ自体がもともと純粋なものだから、もともとある純粋な感覚に反応しやすいと、私は考えます。

私はクライアントさんから、透明感のあるタッチとか、ほどよく介入してくれる、距離感が良いなどの感想をいただくことがあります。それは、自分がボディスキーマを意識したタッチすることを常に心掛けているからです。

体の純粋な感覚に意識のある状態。自分の周りの空間に意識のある状態。自分の自我(自己のイメージ)が最小限の状態。自分の呼吸が通っている状態。そうして感覚の在る状態が、ボディスキーマが前面に出ている状態です。

この状態のタッチが、もう一度、受け手の純粋な感覚を呼び起こし、その人らしさを呼び起こします。時間はかかるかも知れませんが、それは、何かをしようということではなく、自ずと現れてくるものです。

生命と生命の反応が起こるときには、体にボディスキーマを思い出させ、ボディイメージから解放してくれる、そういうことも起こっているのです。

アナトミートレイン 2011

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今年も、アナトミートレインのワークショップに
アシスタントとして参加させていただきました。


アナトミートレインでは、筋膜の経絡を解剖を通して
説明しています。


アイダ・ロルフから直接教わったことのある、トマス・
マイヤーズが指導しています。彼のプレゼンテーション
の見せ方や話しは上手です。とても参考になります。


今年はボディ・リーディングと、腰痛に関しての
ワークショップでした。


今年も理学療法士を始め、ヨガやピラティスのインスト
ラクターなど、様々なジャンルの方々が参加して
おられました。


アシスタントは今年で3回目ということもあり、
実技の指導は慣れました。


それに加え、今年は通訳の勉強にもなりました。


ロルフィングのトレーニングで少々通訳の経験をさせて
いただきましたが、そこで通訳のむつかしさが身にしみ
ました。


今回、改めてロルファーの佳織さんのする通訳を聞いて
みると、そのすばらしさに感動しました。


英語を聞いて、即日本語に変換する早さや正確さもさる
ことながら、一瞬で余分な情報があれば取捨選択し、
何を伝えるべきかを決める、その判断力もすごかったです。


トムの話しは後から後から続くので、佳織さんもそれに
邪魔にならないよう、早口で日本語を伝えていました。


自然にこういうことをこなせるようになれるものなのかな。
記憶を溜めておくのには、向きと不向きがあるのかな。
それともトレーニング次第なのかな。


私にはまだまだ先が見えませんが、録音を聞かせていただき、
勉強を続けようと思うのでした。


そして、ワークショップに参加すると何かと刺激を受けます。
そろそろ自分も何かを発信する側に立ちたい
なあと思うのでした。


これから、今までの知識を少しずつ整理整頓して、形にして
いこうと思うのでした。

ロルフィングは、生命と生命の反応

ロルフィングでは、よく「筋膜」という言葉を使って
何をしているのかを説明します。


手技では、骨、内臓、筋肉などを包む「筋膜」を伸ばして
いく、というように。


しかし、それは、見える範囲でのことです。


実際起こっていることは、「生命」と「生命」の
エネルギーの反応が起こり、その結果、「筋膜」
が伸びます。


生命の反応なしに、物理的に「筋膜」を伸ばすのであれば、
ヨガでもストレッチでもできるはずです。


しかし、それではロルフィングで伸ばしたい「筋膜」
は伸びてきません。


これまでのパターンを解放することができないのです。


体の縮こまった場所や、傷つけてきた箇所は、
生命の感覚が失われます。


人生やってると、いろいろありますから、体のあちらこちらに
そんな箇所ができてしまうのです。


ですから、そうした箇所に、失われた生命の感覚を感じさせて
あげることが大切なのです。


それによって、失われていた「今」の感覚を取り戻します。
「今」の感覚とは、今ここに存在する、という感覚です。


それを十分感じさせてあげると、エネルギーが流れ始めます。


そうすると「筋膜」が伸びる準備ができ、一気に伸びて
いきます。


一見簡単そうに見えますが、体との会話や交渉が
行われています。


私は、時々体は頭が良いのか悪いのか、よく分からなくなります。


一度、体の意志を聞いてあげないで無視しすぎると、
ずっと言うことを聞いてくれなくなるからです。


体に、自分の意志が反映されなくなるので、思い通りに
動いてくれなくなります。


そうすると、再び自分の体と仲直りしてあげることが
必要になります。


いくら自分でストレッチをしてもヨガをしても
改善のできない領域があります。


そこでロルフィングの出番となります。


ロルフィングは生命と生命の反応です。


受ける側が自分とこの世界にオープンになればなるほど、


また、施術するロルフィングの「手」が、今の感覚を
持っていればいるほど、体の反応が深くなります。


それまでの人生で背負ってきた重荷を、降ろせるだけ
降ろします。


反応の仕方も、ロルフィングをするロルファーによって
異なります。そこがまた、ロルフィングがアートと
呼ばれる所以です。


ロルフィングで、体に生命のエネルギーが戻ると、ストレッチをしても、ヨガをしても、呼吸をしても、その反応が生きてきます。


生命力あふれる自分は楽しく、ワクワクしてきます。
自分らしさと、ポジティブさが前面にでてきます。


ロルフィングは奥が深いなあと、していても、
受けていても思います。


自分の可能性が、広がっていくのを感じられるというのは、
とても幸せなことだ。


そう自らもロルフィングを受けながら思うのでした。

ファイル 161-1.jpgファイル 161-2.jpgファイル 161-3.jpgファイル 161-4.jpgファイル 161-5.jpg

横浜は建物だらけ。所狭しとスペースがあれば建物が
並んでいます。


電車からピンク色だけに注目してみました。


学校やお寺などに桜のピンクが目立ちます。
ところどころ道にもあったり、川沿いにあったり。


2年ほど前に、海外の友人が日本の桜の写真を送ってほしいと言ったので、名古屋城に行って、満開の桜を撮って送ってあげました。


それはそれは、喜んでいただけました。


海外からの、日本のイメージは、富士山と、桜。


今年は、震災で雰囲気も電気も暗いので、桜の存在に
和まされています。


桜の花びらが与えてくれる、フンワリとしたピンクが、
ほっこりと、やさしい気分にさせてくれるのでした。


一年間で、この一週間だけが、桜の晴れ舞台。


その桜の木があちらこちらに植えられているのは、
やっぱり日本には風情があるなあ。


自粛なんて言ってないで、思う存分愛でてあげたらいい。


あんたたち、えらいねえ、と誉めてあげたいです。


桜の存在に、きっと多くの人達が、癒されているんだろう
な、と感じる今年の桜たちでした。


オフィス近くを散歩したときに撮ってみました。
木から直接咲いている花が、なんともかわいらしいです。

震災後の体のケア

震災後は、自分のコア(内臓空間)が縮こまってしまいました。


自分では、動揺していないつもりでしたが、ちゃんと
動物の自分が反応していました。


震災後、友人宅まで歩いたときにはかなり右膝が痛くなって
いました。


特に右半身のコアの空間(お腹)が縮こまることで、
歩いているときの足の付き方がいつもと変わり、
右脚に負担がかかっていたのでした。

地震なので仕方がなかったこと
はたくさんあったと思います。

余震、交通機関のマヒ、電気の停電、放射能など、
現地でなく関東圏に住んでいても、現在も尚、
普段と違う緊張感を強いられていると思います。


体には、知らず知らずのうちに疲れが溜まっている
のではないかと思います。


自粛するよりも、こういう時にこそ、
自分をケアしてあげてほしいと思います。


気分転換は大事です。旅行に行くでも、桜を観に散歩する
でも、スポーツでも、何でも良いと思います。


私は、ロルフィングのセッションを定期的に受けることで
解消しました。今も受け続けています。


疲れた体に一息入れることができました。そして、
十分に、体に安心感を与えてあげました。


今ではすっかり体調が回復し、それどころか
地震以前よりも、体調が良くなっています。


自分も含め、震災後に体のバランスを崩した人は
多いです。


震災や震災周辺のストレスは、思った以上に人体に影響
を及ぼしていると思います。


また、本人は無意識ですが、体の感覚が震災前後で
違っている方も少なくありません。


そこで、被災地の方々への寄付も兼ねて、
「元気回復セッション」を始めました。
詳しくはこちら


頂いた施術代の20パーセントを日本赤十字社に
寄付させていただきます。


余震が止みませんが、今からもまだ変化は続く
と思います。


元気な日本を回復し、それを支えていくには、
たくさんのエネルギーが必要です。


日本の支えの元は、一人一人の人です。まずは自分の健康です。
疲れていたら、体のケアを十分にしてあげてください。


体力をつけて、自分がパワーの源となれるよう、
元気に生きましょう。

震災前の夢

震災前の一週間ちょっとの間に、4回ほど地震の夢を見ました。


いったい何なんだろう、と生まれて初めてたくさんみる
地震の夢に戸惑いました。


めずらしく、目が覚めても覚えていたのです。


一度は床が90度近く傾いて、落っこちる瞬間で目が覚めました。
とてもリアルな感覚だったので、びっくりしてしまいました。


スーパーでは、万が一ほどでもないですが、地震に備え、
水と米を買っておきました。


一ヶ月経った今では、水もお米も売られるようになって
いますが、地震後には、店では水も米もすべて
売り切れていました。


夢が直感の延長上にあるとすると、夢もまんざらでは
ないな、と思いました。


最近は、財布を落とす夢を一度見たので、落とさないように
気をつけています。


これからは、夢にも注目してみようと思ったのでした。

3月11日、当日

3/11日は、トレーニングは休暇日。


翌日は日本ロルフィング協会の年次総会が予定されていました。総会は協会にとって一年の中でも大きなイベントです。


この日は、インストラクターが来日していることもあり、メンバーが参加できるワークショップを企画しました。私はトレーニングとは別に、メンバーに向けた大規模のワークショップもコーディネートしていました。


そして引き続き、サブ通訳とアシスタントの役目をしていたのですが、全国からは、30名近くものロルファーの皆さんが参加してくださいました。


その日の題目は「脊柱へのワーク」でした。ロルファーさん達の集まった和やかな雰囲気の中、ワイワイ楽しくワークショップは進みました。


午後、少し遅い昼食をとって、講義が始まろうとしていたときでした。いきなりユッサユッサ、建物が揺れ始めました。東日本大震災です。


建物が古かったこともあり、地震の揺れはすごかったです。生まれて初めて経験する大きな揺れで、しかも時間が長かったです。これ以上の揺れになると、天井が落ちてくるんじゃないかと思ったほどでした。


日本人は地理的に地震の揺れに比較的慣れていますが、外人は違います。


海外から来た二人のうち、ブラジルから来たアシスタントは、泣いて、さけんでパニック状態でした。死をも感じさせるほどの恐怖を、初めての感覚とともに体で感じていたと思います。


私は花が生けてあった花瓶をずっと持っていました。水がこぼれるのを心配して、とっさに手に持ち、インストラクター達に、頭を机の下に入れるように言って、自分も花瓶を抱えながら机の下で丸まっていました。人のとっさに出る行動はおもしろいですね。


精神的にダメージが大きかったのは、2度目の揺れでした。一度目の揺れが収まり、ワークショップを続行するかどうかの話しを進めていたときのことでした。


また強い揺れがきました。揺れが収まると同時に、今度はすぐに建物の外にみんなで非難していただき、しばらく様子を見てから、話し会ってワークショップの中断を決定しました。


その後は知っての通りです。東京ではすべての交通がマヒ。その日は深夜まで、歩きで友人宅へと向かったのですが、一つの民族が大移動している感じで、すごい人でした。大都会東京の、不思議な光景でした。


2時間半ほどあるいたのですが、歩いていると、いつもは気にならない右膝がズキンズキン痛んでいきました。自分の古いパターンです。


後に、感覚に意識を向ける時間ができてから分かったのですが、自分の内臓が萎縮しているのに気づきました。


地震の揺れは、動物の本能に、「怖れ」として働きかけるのでしょう。「怖れ」は、細胞や組織を萎縮させます。これは、地震を体験された方すべてに起こっていることだと思いました。


翌日、日本ロルフィング協会の総会も中止され、さらに、残り二週間となっていたトレーニングも、アメリカのロルフ・インスティテュートとインストラクター達の協議の結果、中止が決定されました。


つづく。




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